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2023年11月12日

鶴屋の会・tid演劇教育研究ゼミ Seminar『鶴屋の会』江戸のアイスキュロス 南北を読もう <2023年11月の案内>

■11月の日程
[1]日時 11月9日(木) 19:45~21:45 場所 戸塚地域センター 会議室2
[2]日時 11月23日(木) 19:45~21:45 場所 戸塚地域センター 会議室2
会費 月額1,500円
※初回の方は、テキスト代1,500円を頂きます。
※原則毎月第2、第4木曜日 19:45~21:45 開催

■連絡先: こちらのメール またはこちらのメール 小林 志郎

◆ゼミ内容◆
まず台本に指定された下座音楽(黒御簾音楽)を聴くことから始まります。歌舞伎の最もquick and easyな理解は下座音楽に親しむことであるという小林の指導理念にそって、毎回数曲を鑑賞します。『着到砂切』、『砂切』、『禅の勤』、『琴歌』、『管弦』、『てんつつ』、『山颪』、『甲唄』などなどと目まぐるしく遭遇する歌舞伎音楽の体系の巨大さに驚きながらも、ミクロな一片である鶴屋南北が指定している『合方』を楽しんでいます。
【ゼミの前半】
毎回提供される10ページほどの資料をもとに台本の時代(時代は平安時代です)の政治・経済・文化など、歌舞伎舞台の寸法・構造(盆、花道、羅漢台または吉野、下座の位置、楽屋の構造、字句の解釈、ギリシャ悲劇より複雑な平将門と藤原純友と満仲の人物関係等についてレクチャーを受け、台本の理解を深めています。
【ゼミ後半】
台本の朗読を行います。最終目的は朗読をすることですから、恐らく秋口には読みの工夫や人物の解釈など、ワクワクする作業が待っていることと思います。

●テキストと目的●
1.テキスト:鶴屋南北作『金幣猿島郡』(小林志郎校注)
2.大詰『筑波山塞の場』から、リーディングと研究を開始します。
3.南北の狂言(上演台本)を 
[1]リーディング・テキストとして読む。
[2]戯曲文学作品として解釈・分析・評価し、歌舞伎上演台本(狂言)の正確なプロトタイプとして表現することを試みる。
[3]そのため歌舞伎についての理解を求めますが、表現(演技)技術はまったく求めません。
4. 歌舞伎演技やKABUKIワールドを探求する会ではありません。テキストに書かれたすべてのト書き、すべての科白を朗読します。朗読の発表会を行います。

◆ご報告◆11/12(日) ゼミの研修旅行(日帰り)開催! 
11月12日(日曜日)に、茨城県坂東市(将門最後の地とされている、ゆかりの場所です)において『将門まつり』が開催されます。この機会に、将門の史跡や資料に触れ、当時の雰囲気を感じることができればと、日帰りの研修旅行を行うことにしました。『金幣猿嶋郡』への理解を深める絶好の機会。ご報告は後日、お楽しみに!

(小林さん、お知らせありがとうございます。)

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