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2023年2月 4日

キンダースペース第44回本公演『報われし者のために』

原作:サマセット・モーム 
翻訳・翻案・演出:原田一樹
《キャスト》 瀬田ひろ美  小林もと果 古木杏子 森下高志 榊原奈緒子 林修司 関戸滉生 中根瑠理 松井結起子
狩野謙 (希楽星) 加藤佳男 (劇団俳優座) 川野誠一 (劇団大樹)


《日程》
2月15日(水) 19:00
2月16日(木) 19:00
2月17日(金) 14:00★/19:00
2月18日(土) 13:00★/18:00
2月19日(日) 13:00
《アフタートーク》★印の回は終演後アフタートークがあります。お気軽にご参加ください。 
・17日(金) 14時~ 海宝明氏(日本モーム協会)・原田一樹
・18日(土) 13時~ 原田一樹
《チケット》(日時指定・自由席)
・前売:4,500円/当日:5,000円
・養成所割引券:3,500円(大学・専門学校・演劇養成所生徒対象)
・学生割引券:2,000円(高校生以下対象)
《劇場》東京・両国シアターΧ 03-5624-1181

 東京にて、キンダースペース第44回本公演『報われし者のために』が上演されます。
 「英国ケント州の片田舎、弁護士のアーズレイの邸が舞台。母親、戦地で失明した長男、婚約者が戦死した長女、26になる三女が暮らしている。次女は農家に嫁している。夏の間、近くの屋敷を借りる資産家の老人が三女に興味を持ち言い寄る内、本気で逃げようとそそのかす。40になる長女イーヴァはテニスをしに来る元海軍将校のコリーに思いを寄せる。彼の自動車工場は経営不振に陥りアーズレイに破産申請を勧められるが承服できない。イーヴァの資金援助を断り追い詰められ自殺。イーヴァは精神に異常をきたす。次女は上辺の幸せを装うが疲弊は限度に達している。夫は野卑な本性を現し酒に溺れる。三女は目の前で長女の発狂を見、資産家の申し出に乗ろうと決める。病で余命が無いと知った母親はそれを受け入れる。父親だけが英国と我が家の安泰を信じて疑わない。
 モームがチェーホフの『三人姉妹』から着想を得たとされるこの戯曲は、第一次世界大戦の後、英国の田舎町に住む中流階級の三人姉妹を中心に描かれている。もちろん姉妹は直接に戦争と関わってはいない。しかし史上初の総力戦は、非戦闘員を含めた国民全員に『戦争の大義』への同意を強いた。その結果、ダメージもまた全市民に降り注ぐ。『戦争』を直接描くことなく『戦争』を描いた、20世紀の最も早い時期の作品である。私たちはまだ『戦争』を知らない。(原田一樹)」どんな舞台になっているのか、興味をもった方は、是非劇場に足を運んでみて下さい。
 お問い合わせは、ウェブサイトまで。

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(瀬田さん、お知らせありがとうございます。)

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