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2018年2月24日

劇団現代古典主義 同時進響劇® The 4th floor series vol.2『亭主学校~ルイ14世に捧ぐ~』

原作:モリエール 亭主学校
脚本演出:夏目桐利

日時:2018/3/12~25
平日19:30開演 土日14:00,18:00開演
※3/15・19・23休演日
上演時間: 約1時間10分(休憩なし)を予定
劇場:劇団現代古典主義アトリエ
料金:前売3,500円/当日3,800円/2回観劇チケット6,800円/3回観劇チケット10,000円


《同時進響劇®(どうじしんこうげき)とは》
商標登録に認可された劇団現代古典主義,考案の新表現。複数場面を同時間軸で進行させる。古典作品を同時進響劇に再構築することで物語に立体感とスピード感が加えられ、古典作品を現代でも楽しみやすい『現代古典』として上演します。

《about 『亭主学校』》
★原作者:モリエール 17世紀フランスの俳優、劇作家。鋭い風刺を効かせた数多くの優れた喜劇を制作し、フランス古典喜劇を完成させた。青年期に演劇を志して劇団を結成するも運営に失敗、パリから逃げ出すように13年間の南フランス演劇修行の旅に出た。その甲斐あってパリ帰還後に大成功を収め、自身が率いる劇団はフランス国王の寵愛を獲得するまでに至った。
★原作:『亭主学校』(仏語原題:L'École des maris ) モリエールの劇団を庇護していたオルレアン公フィリップ1世に捧げられた作品。1661年発表。同年6月24日初演。性格喜劇の代表作のひとつ。絶対王政の基礎が固まったばかりの時期であり、フランス社会の文化的レベルは低いものであった為、絶対王政への皮肉と共に、女性教育もテーマである。原作ではこの作品をパトロンであったフィリップ1世(ルイ14世の弟)に捧げている。
★性格喜劇とは 人間の特定の性格 (強欲,臆病,大ぼら吹きなど) から起る事件を描いた喜劇。
★ルイ14世[太陽王] フランス王(在位1643~1715)。≪王権神授説≫を主張し、『太陽王』とも呼ばれた≪フランス絶対王政最盛期≫の王。≪コルベール≫を財務総監に起用し重商主義を進め、≪ヴェルサイユ宮殿≫を建てて華やかな宮廷政治を行うも、幾度も侵略戦争を起こし、財政を悪化させた。
★王弟(おうてい)殿下:フィリップ1世 ルイ14世の弟。オルレアン公フィリップ1世。兄は太陽と称され、性格が真逆の弟フィリップ1世は月にたとえられることもあった。莫大な資産で作家のモリエールのパトロンとなり、パレ・ロワイヤルに音楽学校と舞曲学校を設立、援助し、多数の絵画コレクションや宝石を所有した。

 東京にて、劇団現代古典主義 同時進響劇® The 4th floor series vol.2『亭主学校~ルイ14世に捧ぐ~』が上演されます。
 「嫉妬深い主人公ルイポルト(原作中の名:スガナレル)が、自身の嫁にするため束縛し育て上げた娘イザベル。間もなく執り行われるルイポルトとの結婚を望まないイザベルがヴァレールに恋を打ち明けた。それとは知らないルイポルトが掘った墓穴に注目です。
 世界の名作をオリジナルの同時進響劇に書き換え、新解釈でお届けするシリーズ第2弾!性格喜劇の代表作であるモリエール作品を同時進響劇®に書き換え上演。イギリスには『悲劇のシェイクスピア』、フランスには『喜劇のモリエール』が居ると言われた、古典喜劇の先駆者モリエールの1661年作品。」どんな舞台になっているのか、興味をもった方は、是非劇場に足を運んでみて下さい。
 お問い合わせは、こちらのメールまで。


同公演の情報ページ
劇団現代古典主義ホームページ


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