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2018年2月 7日

公募】大地の芸術祭2018『明後日新聞社文化事業部』『あざみひら演劇祭』滞在制作団体公募

新潟県十日町市莇平(あざみひら)という集落に流れている時間は、季節折々に変化する自然とそこで生活する人々が創り出しています。その時空間の中にひととき私たちが滞在する・・・。そこで気づくことがある。それは昨日までの自分との隙間であったり、なんとなく気がつく忘れそうな感情であったり、どこか遠くて近いような距離感であったり、そんなこんなが莇平で見えてくるだろう。そうなった時に人はそれを誰かに伝えたくなり、そして表現という行為に向かっていく。ここの場所で、ここに住む人々と、ここに訪れた人々と供に作り上げていくことが『あざみひら演劇祭』です。
日比野克彦:明後日新聞社文化事業部社主

<あざみひら演劇祭とは>
十日町市莇平集落で毎年開催される集落の盆踊りと同時に開催される演劇祭です。演劇や美術を学ぶ若い学生やアーティストで作る夏の恒例行事として、2010 年から毎年行われています。今年は今夏に開催される『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2018』の一環として、公募を実施することで、より多様で魅力的な参加者を募り、莇平集落と共にこの土地ならではの出来事が創出されていくことを目指します。参加団体には、莇平集落に滞在し、集落の方々との交流を通じて制作した成果を上演して頂きます。莇平の美しい里山の風景を借景に、人との出会いや風土を活かした作品上演を期待します。
公募の詳細はこちらのサイトをご参照下さい。

<明後日新聞社文化事業部とは>『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2003』において、アーティスト日比野克彦を社主として、莇平の廃校を本社に発足しました。集落の住民たちと朝顔を通して交流する『明後日朝顔プロジェクト』はトリエンナーレ以外の期間も行なっています。月一回の明後日新聞発行は、現在 190 号となっています。夏は盆踊り、秋は収穫祭、冬は小正月などの村の年中行事にも参加し、自然と人の営み、地域と人の関わりを体感し、そして思考して、私たちは、あしたのその次に思いを描きます。

<莇平集落について>莇平は、山の中の南向きの山肌にある集落。斜面にある村なので村の道は皆坂道。棚田の田畑があり、美味しいお米が収穫できる。現在世帯数は約 20 軒、人口は 100 人に満たない。どの家にも屋号(家の名前)があり、村の人たちは互いを屋号で呼び合う。冬は雪深く、屋根や道の雪かきが日常の作業になる。雪解けの水が苗植えの水田の用水になる。その清水が流れる小川に吹く風は夏でも涼しい。婦人協力隊、老人会、花の会などの集まりがあり、道普請という集まりではみんなで草むしりをしたりする。『茶もっこ』というのは、お茶をしながらお喋りすること。みんなこの地域の言葉での会話の時間を大事にしている。平均年齢は 70 歳くらい。しかし最近、子供が 3 人生まれ 69 歳くらいになりました。

しめきり:2018年2月18日まで
詳細はこちら

(お知らせありがとうございます。)

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