作・演出:原田一樹
キャスト:瀬田ひろ美 平野雄一郎 小林元香 深町麻子 秋元麻衣子 安食真由美 森下高志 清水拓也 有本孝浩 他
スタッフ:美術/石原敬 照明/篠木一吉 舞台監督/村信保
日時:7/1(木)19:00 7/2(金)15:00 19:00 7/3(土)14:00 18:00 7/4(日)14:00
場所:北とぴあペガサスホール 114-0002 北区王子1-11-1 03-5390-1105 最寄り駅JR王子
料金:全自由席 前売り3000円 当日3300円 ペア券 5500円(お二人でご入場の方 大学生・養成所割引 2500円 高校生 1500円 小学生・中学生 1000円
埼玉の劇団キンダースペースが、短編演劇アンソロジーVII 芥川龍之介篇その三『僕たちの中の龍之介 魔術・龍・白 より』を上演いたします。
「魔術 ハッサン・カンの秘法を使うというマティラム・ミスラの邸を訪ねた『私』は、目の前で見る魔術に驚く。伝授を乞うとミスラは『欲を捨てなければならない』との条件を出す。ひと月後、魔術を習得した『私』は友人に披露、驚愕を得た後、友人の口車に乗ってカルタをすることになる。『欲』のない私は勝ちつづけるが、最後の大勝負で、『私』は魔術を使って勝つ。その瞬間『私』はまだ、ミスラの邸にいることに気づく。一月と思った一瞬の夢の間に『魔術を持つ資格のない人間』だと悟らされる。
龍 奈良興福寺で蔵人にまで出世した恵印は、生まれついて鼻が大きく赤く、仲間から『鼻蔵』と陰で仇名されていた。面白くない恵印はある日、猿沢の池のほとりに立て札を立てる。『三月三日、この池より龍昇らんずるなり』。その日の内にこの噂は寺内を騒がせ、恵印がほくそ笑んだのもつかの間、町中はおろか奈良から摂津・河内・近江・丹波まで一円に広まり、恵印の心胆を寒からしめる。嘘を告白できぬまま、三月三日、猿沢の池には僧俗、身分の高いもの低いもの、老若男女がつめかける。虚偽の創造者、つまり創作家としての開き直りと、真実というものの危うさに目覚める恵印。その時、一天俄かに掻き曇り、池の面がざわめいたと思うと......
白 尻尾まで牛乳のような犬の『白』は、ある日、友達のクロが犬殺しに捕まる場に出くわす。吼えて知らせようとするが瞬間、犬殺しに睨まれて足がすくみ、逃げてしまう。やっと家に戻ってきた白を出迎えたのは、自らの真っ黒になった体と、飼い主の坊ちゃん嬢ちゃんに狂犬と思われての追放だった。自分の罪によることを知った白は、命をかけた人助けや戦いを続ける。それも死んでしまいたいとの思いだったが、不思議に死ぬことが出来ない。最後に自死を決意し、戻ってきたのは追い立てた飼い主の元であった。ここで白は、自分を抱きしめた嬢ちゃんの目に映っている、自らの真白い体を見る。」3つの芥川作品がどのように舞台によみがえるのでしょうか。
「芥川龍之介の作品は、私たちを捉えて離さない物語の展開、神秘的で怪異的でありながら説得力のあるストーリー、何よりも作品の完成度の高さで、子どもから大人までをひきつける魅力を持っています。 『魔術』には、ミスラ君という魔術を使う男が登場します。 『龍』は、生まれつき鼻が大きく赤いお坊さんが主役です。 『白』とは、尻尾まで牛乳のように白い犬の名前です。 『魔術』の欲、『龍の嘘、『白』の後悔。そして、再生への願い。 この三つの物語をお芝居にします。日本という国と、そこに生きている私たち日本人というものを見つめなおし、感じとってください。 小学校低学年から大人の方まで楽しんでいただける作品です。」とのこと。興味を持った方は、是非劇場に足を運んでみてください。
お問い合わせは、こちらのメールまで。
(瀬田さん、お知らせありがとうございます。)
