作・演出:田中遊
キャスト:朝平陽子/岡嶋秀昭/田中遊/豊島由香/藤原大介
スタッフ:照明:森田智子/音響:小島聡太/美術:夏目雅也/舞台監督:大鹿展明/制作:斎藤努・土屋和歌子
日時:3月6日(木)19:00/3月7日(金)19:00/3月8日(土)15:00・19:00/3月9日(日)14:00・17:30
場所:精華小劇場
料金:前売り:2500円 当日:3000円
京都の劇団正直者の会が、公演「届かない所」を上演いたします。
「声が聞こえた 様な気がした。それが気のせいである事をあなたは知っている。あなたの耳は随分と前から聞こえないし 最近では目もほとんど見えない。でも確かに聞こえた気はするので、あなたはゆっくりと後ろを振り返ってみる。『だって、まるで遠足みたいじゃないの』と、しわくちゃの顔をもっとしわくちゃにして笑って言う。七人の中で一番若く見えるマサエさんは、実は一番の年長者なのだ。紫色のベレー帽 つるとふちの細い眼鏡。楽しくてたまらないといった風にマサエさんは話し続ける。『私たち、これからどこへ行くんでしょうねぇ?』声も手紙も電波も祈りも言葉も手も目も・・・その存在について ─長い長い旅の間に一度っきり老人達は喧嘩をした。3人は『居る』と主張し、もう3人が『居ない』と主張した。喧嘩がはじまって一週間がたって、最後まで態度を保留していた一人が、『信じる』と言った。その発音はすばらしく美しかった。あなたの目の前に、バスはそのドアを開けて止まっている。」存在の真偽は、そして真実はいかに。
「人は右目で見る映像と、左目で見る映像のズレと重なりでもって、物を立体的に見るのだそうです。『街全体を捉えた航空写真』などは、飛行機で移動しながら連続して撮った写真一枚一枚を少しずつずらして重ね置く事で立体的に見えるのだそうですが、これも同じ理屈なのでしょう。ピカソの『泣く女』はよくわかりませんが、ラジカセ、本を使って行うこの公演が、より立体的になる可能性に、私は今かけているのです。」とのこと。興味を持った方は、是非劇場に足を運んでみてください。
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(斎藤さん、お知らせありがとうございます。)
