今愛媛の実家でゆっくりしています。ほんとは今日はおやすみをいただいてたはずですが、よく考えると帰りが遅くなってしんどいのは明日でした。申し訳ありませんが明日をおやすみにさせてくださいませ。ごめんなさい。
飛行機も汽車もなんかしりませんが混んでました。疲れましたがなんとか。
田山花袋「田舎教師」をついに読んでしまいました。ずっと読もう読もうと思っていて結局ほっぽっていた本です。
ご存じのように家が貧しいせいで進学をあきらめて小学校教師になった主人公は、田舎で出世を願い焦るが、やがて憧れも薄れて田舎生活に埋もれていくというお話です。前の大学に赴任したとき、別にすぐに出てやろうとか思ってなかったのですが、外向きの思考を忘れないようにしようと、肝に銘じるために買ってみました。
でも実際手に取ってみると、これはほんとに読んでいいんだろうかと。書いてあるとおりに正確になってしまうと困るし、別に田舎でもなかったし、正直どんな話かよく知らなかったので。まあ前の職場にはすっかりなじんで、楽しく暮らしていたのですが。
今回手に取ってみると、前半はかなり笑って読んでました。これは一級品のやさぐれ小説だと。院生最後の1年とかはほんとにこんなふうに生きていたなあと。花袋らしく特に大きく脚色もせず淡々と書いてあるところがまた真に迫る。たいして強い志をもってないところも真に迫りすぎ。自分をみているようでした。
しかし後半から主人公が病魔に冒されどんどん悪化してくるのを読むにつれてむちゃくちゃ怖くなりました。ともすれば自分もこうなってしまうような気がして。前半で感情移入してしまったので余計に怖かった。かぜもよくならないし、変なところでむちゃくちゃあせってしまいました。昔の自分がこれ読まなかったのはグッジョブだといいたいです。絶対病みついてたわ。
